IDKオリジナル連載 誰でもわかる!初歩から学ぶネットワーク入門
[第24回]産業用スイッチ
[2026.09.16]

著者:技術スタッフ A
ネットワーク機器スペシャリスト。ルーター、スイッチ、ファイアウォール、アクセスポイントなどの各種機器について精通しており、お客様の環境に適した丁寧な機器選定に定評がある。
第24回 産業用スイッチ
一括りに「スイッチ」と呼ばれるネットワーク機器の中でも、「L2スイッチ」「L3スイッチ」「PoEスイッチ」「管理機能付きスイッチ」など、非常に様々な製品群に分かれています。
中でも「産業用スイッチ」と呼ばれる製品群に分類される製品は特長的です。
産業用スイッチ
産業用スイッチは、工場や倉庫、屋外などの"温度"や"ほこり"などによって設置環境が過酷な場所での利用に耐えられるように設計された通信機器です。

特徴①:使用可能温度
オフィスで利用される一般的なスイッチと比べて、大きく異なる点として使用可能温度が挙げられます。
一般的なスイッチでは「0~40℃」や「0~50℃」程度の動作温度範囲を持つ製品が一般的ですが、産業用スイッチでは「-30~70℃」「-40~75℃」など広い温度範囲で動作し、高温や低温にも耐えることができます。
特徴②:DINレール
DINレールとは、工場や倉庫などにおいて制御盤や配電盤などの内部で、ブレーカや端子台、電源などを固定するために使われる金属製のレールのことを指します。
産業用スイッチはDINレールに取り付け可能となっている製品が多く、制御盤などへ容易に設置・固定できるよう設計されています。

特徴③:電源
電源はDC電源(直流電源)を採用する製品が多く、電源障害に備えて冗長電源入力に対応した製品も多く見られます。

製品によっては一般的なオフィスで利用される商業用ネットワーク機器と同じくAC電源(交流電源)に対応した製品や、AC電源・DC電源の両方に対応した製品などがあります。
産業用スイッチの大きな特徴として3点を挙げましたが、「頑丈」というのが一番の特徴であり、そのために堅牢な金属筐体を採用していることや、ほこりなどを吸い込まないようにファンレス筐体であるなど、故障の可能性を避ける製品造りがされています。
産業用スイッチは、工場や倉庫などでの利用だけでなく、時期によっては氷点下となる寒冷地などでも重宝されています。
産業用スイッチと同様に過酷な環境下でも利用可能な産業用ルーターなども存在し、産業用のネットワーク機器は確実に需要がある製品です。
一般的なオフィスで利用される商業用ネットワーク機器は作っておらず、産業用ネットワーク機器のみを作っているメーカーなどもあります。
“特化”したネットワーク製品としては代表的な分類ではないかなと思い、今回のテーマとしました。(産業用ネットワーク機器という分類を知らなかった人も多いのではないでしょうか。)
かくいう私自身もあまり馴染みが無いために記事ボリュームが薄くなってしまったと思っています。(申し訳ありません)
氷点下や高温環境でも利用できるネットワーク機器の分類があるということだけでも記憶に残してもらえれば幸いです。
石渡電気では、コンテンツの内容について可能な限り、専門家による監修、執筆を行っており、高品質の情報をお客様に提供するよう努力しておりますが、その内容の最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、本コンテンツの内容により、お客様または第三者が被った損害について、一切の責任を負いません。


















本ページは、弊社技術担当がネットワークの概要から各機器の役割、また製品選定のアドバイスまでご紹介したオリジナルコラムとして執筆したものです。本コラムを読み進めていくことで、ネットワークに関する概要や技術的な情報を把握することができるものとなっております。ご参考までにご覧いただけますと幸いです。
石渡電気では、コンテンツの内容について可能な限り、専門家による監修、執筆を行っており、高品質の情報をお客様に提供するよう努力しておりますが、その内容の最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、本コンテンツの内容により、お客様または第三者が被った損害について、一切の責任を負いません。
(コマンドプロンプト)
[第24回] 産業用スイッチ