IDKオリジナル連載 誰でもわかる!初歩から学ぶネットワーク入門
[第23回]WireShark(ワイヤーシャーク)
[2026.07.21]

著者:技術スタッフ A
ネットワーク機器スペシャリスト。ルーター、スイッチ、ファイアウォール、アクセスポイントなどの各種機器について精通しており、お客様の環境に適した丁寧な機器選定に定評がある。
第23回 WireShark(ワイヤーシャーク)
今回はパケット取得・解析ツール『WireShark』について記載します。ネットワークを深堀していく上で、触れない訳にはいかない重要なツールと個人的に思っています。
パケットキャプチャーソフト
WireSharkは元々“Ethereal(イーサリアル)”という名称のソフトウェアだったのですが、2006年ごろに商標上の理由などにより名称が変更されました。そのため、40代後半より上のエンジニアにはEtherealの方が馴染みのある方も多いかもしれません。
ネットワーク上を流れる通信データ(パケット)を収集し、そのデータを可視化・解析するオープンソースのフリーソフトウェアです。パケットキャプチャーソフトなどと呼ばれています。
通信が上手くいかない場合や不審なトラフィックを検知した場合など、主にトラブルシューティングのために利用するツールです。

ネットワーク構成
パケットキャプチャーを行う際の代表的なネットワーク構成ですが、パケットを取得したい箇所のネットワーク機器において、取得したいポートのコピーポート(ポートミラーリング)を設定してパケットキャプチャーを行います。

上記の構成例では、3番ポートに繋がっているPCのパケットを取得するために、4番ポートを3番ポートのコピーに設定します。コピーとなった4番ポートにパケットキャプチャー用PCを接続してWireSharkを動作させます。
(安価なL2スイッチなどにはポートミラーリング機能を有していない可能性があります。パケットキャプチャーの前に、対象機器のポートミラーリング機能の有無を確認するようにしてください。)
ポートミラーリング機能
ポートミラーリング機能はL2スイッチやL3スイッチ、ルーターやUTMなどに搭載されている機能です。ただ、前述の通りにポートミラーリング機能を有さない機器も存在しますので注意してください。
ポートミラーリング機能は、“特定のポートが送受信する通信データ”を“指定したポート”にコピーして送信する機能です。
この“指定したポート”(前述のネットワーク構成例では「4番ポート」)のことを「ミラーポート」と呼びます。
本コラムではWireSharkの使い方や解析方法などについては記載しない予定です。あくまでも紹介だけですので、もっと知りたい方は詳しく書かれているサイトが多くありますので検索してみてください。
実はWireSharkをテーマにすることについて悩みました。
「ネットワークの初歩と言えるのか?」「ネットワーク解析する人は初心者ではないのでは?」など、WireSharkを扱うレベルの人材は既に初級レベルを超えていると考えられ、本コラムに記載すべきではないのではないかと。
ただ、ネットワーク技術者にとって重要なツールということを伝えたかったというのに加え、ポートミラーリング機能を利用する機会についても記載したかったこともあり、今回のテーマとしました。
このようなツールがあるという事だけでも覚えてもらえれば幸いです。
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本ページは、弊社技術担当がネットワークの概要から各機器の役割、また製品選定のアドバイスまでご紹介したオリジナルコラムとして執筆したものです。本コラムを読み進めていくことで、ネットワークに関する概要や技術的な情報を把握することができるものとなっております。ご参考までにご覧いただけますと幸いです。
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(コマンドプロンプト)
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