
IDKオリジナル連載 監視カメラ深堀り講座
[第2回]監視カメラ裏技講座2
[2024.03.12]

著者:技術スタッフ 岩崎
映像・音声機器に関する専門知識と豊富な経験を持ち、業界の技術動向などにも精通している。
映像・音声機器に関する専門知識と豊富な経験を持ち、業界の技術動向などにも精通している。
【 補足 】
監視カメラで一般的なモデルは15.4W以下になるため、これ以上の消費電力を使うモデルは”見た目”も独自性が出てきます。
上図の監視カメラは、サイズも大きいので、如何にも消費電力は大きそうです。
実際に90Wも消費するような大型監視カメラは設置場所がオフィスなどではなく、港や空港といった箇所に設置可能な能力を有しています。こういった環境で設置される監視カメラは消費電力に注意しなければなりません。
監視カメラで一般的なモデルは15.4W以下になるため、これ以上の消費電力を使うモデルは”見た目”も独自性が出てきます。
上図の監視カメラは、サイズも大きいので、如何にも消費電力は大きそうです。
実際に90Wも消費するような大型監視カメラは設置場所がオフィスなどではなく、港や空港といった箇所に設置可能な能力を有しています。こういった環境で設置される監視カメラは消費電力に注意しなければなりません。
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石渡電気では、コンテンツの内容について可能な限り、専門家による監修、執筆を行っており、高品質の情報をお客様に提供するよう努力しておりますが、その内容の最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、本コンテンツの内容により、お客様または第三者が被った損害について、一切の責任を負いません。
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本ページは、弊社技術担当がネットワークの概要から各機器の役割、また製品選定のアドバイスまでご紹介したオリジナルコラムとして執筆したものです。本コラムを読み進めていくことで、ネットワークに関する概要や技術的な情報を把握することができるものとなっております。ご参考までにご覧いただけますと幸いです。
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「IDKオリジナル連載 監視カメラ深堀り講座」コラム一覧
[第2回] 監視カメラ裏技講座2
・よくあるレコーダーとカメラ構成(監視カメラ –PoEHUB –レコーダー)
<メリット>
PoEHUBがあるため監視カメラとレコーダー間は少なくても200mほどは確保できている。
→LANケーブル1本当たりは100m以内にするのが望ましいため。
<デメリット>
PoEHUBの費用が発生する。
カメラとレコーダー距離が100m以内であれば勿体ない。
監視カメラとレコーダーはIPカメラの場合はLANケーブルを使用し、同軸カメラの場合は同軸線を利用します。今回はIPネットワークカメラが主体なので、全てLANケーブルによる配線で統一をしています。
監視カメラ用のLANケーブルとしてはCat5相当以上のものであれば基本的には問題はありませんが、今後は高画質の監視カメラの登場によって、Cat6相当のものが必要になってくる可能性があります。
ただし監視カメラの目的は高画質化ではなく、セキリティ目的のための適切な画質であることを考えると、高画質化はHDDを圧迫するため何から何まで高画質で固めれば良いというわけでもありません。
大まかな指標として、監視カメラの画質はフルHD程度であれば問題なく対応が出来る状況が多い、と覚えておくと良いでしょう。この程度の画質であれば、LANケーブルもCat5相当で問題ありません。
注意点1:監視カメラ1台当たりの消費電力
が1台当たり消費電力4W、
の給電能力合計 最大50W
以上の能力から監視カメラ4台接続しても4W×4台で合計50W以内に収まる
結論から言うと、監視カメラが高性能になってくると、その分だけ消費電力は大きくなる傾向にあります。一例としては、夜間の映像を撮影する能力が高いモデル(赤外線照射距離が長い)は、通常の監視カメラよりも大きな消費電力になるため注意が必要です。
変わった監視カメラになると、1つの筐体で目(センサー)が4つ搭載された四眼監視カメラがありますが、4つ分の監視カメラと考えるため、やはり消費電力は大きくなります。
・最近のレコーダーとカメラ構成(監視カメラーレコーダー)
<メリット>
シンプルなシステム、かつカメラに自動設定が入る。
これ以上の配線距離が必要な場合は、この間に「PoEHUB」を入れる。
監視カメラは台数が多くなればなるほどトラブルが発生するシステムのため、シンプルな構築であれば回避できるかもしれません。仮にトラブルが発生しても原因の究明はしやすいです。
この形が最も設定が不要で、最もトラブルが少ないと言えます。
実際の現場では、複数の監視カメラが1つのレコーダーに接続をするため、上図のようになることは稀です。
複数の監視カメラを入れたとしても、トラブルの発生原因を突き止められるシステムは、かなりシンプルなものとなります。
例えば、PoEHUBが上図に入ったとしましょう。
その場合、構成上だと監視カメラとレコーダーの間にPoEHUBが設置されます。
トラブルになった時、そのPoEを起点にして考えることができます。
監視カメラからデータが来ないトラブル:PoEでデータが止まっている
(トラブルの第一候補としてPoEHUBを直ぐに思い浮かべることが出来る)
このような考えが出来るため、トラブルが発生しても行うべき行動は分かりやすくなります。
注意点2:監視カメラの台数がレコーダーの上限値を超えない
5台目の監視カメラを入れたい場合は上位レコーダーを購入
4chのレコーダーはあっても、5chのレコーダーはあまり見かけません。
それを各メーカー毎に纏めていくと、以下のようなレコーダーが市場に多く存在することが分かります。
・4chのレコーダー
・8chのレコーダー
・16chのレコーダー
・32chのレコーダー
4-16chのレコーダーは各社が力を入れるゾーンとなっています。
PoE(Power over Ethernet)とは、LANケーブルを利用し電力を供給することで、受電側機器の電源を不要とする仕組みです。
主に監視カメラが受電機器として利用されています。
PoEにはIEEE802.3afとIEEE802.3atの規格がある
PoE
PoE+
PoE++
例)監視カメラ1台10Wだとしたら、1ポートあたり15.4Wの給電能力製品、つまりPoE規格(IEEE802.3af)のPoEHUB製品を選べばよい。

→PoE:15.4W
→PoE+:30W
→PoE++:90w
PoE機器全体の給電能力も決まっていることを忘れない