[2024.10.22]
弊社でも光関連部材へのニーズは近年高まるばかりで、エンドユーザー様のご要望だけでなく、工事店様からも「安全性」や「施工のしやすさ」などのご意見を多くいただくようになりました。
今回は、渡辺製作所様に自社開発の新製品「プラスチック絶縁光アダプタ取付台」のご紹介をしていただきました。
メーカー担当様インタビュー
Q.「絶縁光アダプタ取付台」の概要と納品先にはどのようなところが多いですか?
A.
今回ご紹介するのは、光のアダプターの取付台です。従来、金属のもので作っておりましたが、樹脂(プラスチック)で製作しています。
樹脂で製作するメリットとしては、一つは「絶縁性が取れること」。
もう一つは「軽量であること」、また、光アダプタを現場用途に合わせて選び「取付台の連結が可能」という事です。
当製品がよく使われるのは工事現場、架設ですね。最近はトンネル工事でもよく使っていただいていたりしています。住宅関係でしたら、マンションの縦配管の時に「分岐」として使われるケースもあります。パッチコードが出て繋ぐ必要がある時には必須の製品と思っております。
Q.「絶縁光アダプタ取付台」の開発経緯を教えてください
A.実は「絶縁が必ず必要」というのは光に関してはないのですが、なぜこの「絶縁光アダプタ取付台」が開発されたのかというと、現在金属製取付台を使っておられる工事業者様から「盤に組み込むのに金属では漏電時に心配。絶縁体の取付台は作れないか?」とのお話をいただいたからなのです。
工事業者様の利用シーンを捉えた当製品ですが、樹脂で製造することによって結果として今までの金属製よりも安価にご提供が可能となりました。
また、軽量化もでき、連結も簡単になったことで「取扱いがラクになった」と好評です。
■石渡電気東京本社ショールームにお持ちいただいた製品
(※画像クリックでメーカーサイトへリンクします)
・光のアダプターの取付台として使用します。
・光アダプタの新設、増設や情報通信キャビネットに組み込む事が可能です。
・樹脂で作成。プラスチック素材の為、絶縁となっております。
特長

・本体の固定方法はネジ止め・結束バンド・両面テープ止めができます。
・位置出しに便利なセンターマーク付き。
・ピンアサイン印字が両面にあり、差し間違えを防止します。
・光アダプタを現場用途に合わせて選び、取付台の連結ができます。
・コンパクトで軽量なため狭いスペースでの設置にも役立ちます。
・プラスチック製取付台のため漏電時にも電気を通さず安全です。
結束バンドで換気用
スリットに固定

金属(従来品)

樹脂(新製品)
■ メリット
・絶縁性:プラスチック製取付台のため漏電時にも電気を通さず安全
・省スペース:コンパクトで軽量、狭いスペースにも最適
・利便性:形が変えられるため、現場によって組み合わせで増やしていくことが可能
3つ繋げた場合
■ よく使われる場所

取付台の連結ができるなど柔軟性が高いため、
現場用途に合わせて変形させることが可能!
■ 設置方法
今まではアダプターをそのままパッチコードで繋いで置いていたが、それをちゃんと壁面に取り付けるようになることで工事品質を保てるようになります。
設置方法ははネジ止め・結束バンド・両面テープ止めが可能です。
※画像は金属・ネジ止めでの設置
マンションの縦配管の設置にも使用される機会があり、パッチコードをつなぐ際など必要性が高いです。
石渡電気はご希望に合わせた構成、お見積りをいたします。
お気軽にお問合せください。