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ヤマハ

WLX222(W) 無線LANアクセスポイント

商品名 WLX222(W) 無線LANアクセスポイント
商品コード 907-30-00181
型番 WLX222(W)
メーカー ヤマハ
単位



無線LANアクセスポイント
WLX222(W)








 



より多くの端末に、高速で快適なWi-Fiを提供

Wi-Fi 6と2.5ギガビットポートによる高速化

『WLX222』は、Wi-Fi 6 に対応しており、5GHz帯では1201Mbps(理論値)、2.4GHz帯では574Mbps(理論値)、無線全体で最大1,775Mbps(理論値)のスループットを実現します。従来機種であるWi-Fi 5 製品「WLX212」と比べて約1.8倍(理論値)の高速通信が可能なので、より多くの端末に高速な通信環境を提供できます。また、有線LANは2.5ギガビットポートを搭載しています。例えば、2.5ギガビット対応のスマートL2 PoEスイッチ「SWX2221P-10NT」や、2.5Gギガビット対応のPoEインジェクター「YPS-PoE-AT」とセットで導入することで、1ギガビットを超えるWi-Fi 6 の性能を最大限に発揮します。


Wi-Fi 6と2.5ギガビットポートによる高速化

 


OFDMA方式により多数端末接続時も快適に

『WLX222』は、効率的な帯域活用を可能にするWi-Fi 6 の機能「OFDMA(直交周波数分割多元接続)」により、Wi-Fi 5 と比べて多数端末接続時も快適な通信を提供できます。従来の「OFDM(直交周波数分割多重)」では、1つの通信時間単位内では1台の端末しか通信できませんでしたが、「OFDMA」では、1台で占有していた帯域を分割して各端末に割り当てることにより、順番待ちが発生しにくくなっています。これは、多数端末同時接続時に安定した通信を可能にするとともに、通信の低遅延化も実現しています。また『WLX222』では、最大140台の端末の安定接続が可能で、従来機種であるWi-Fi 5 製品「WLX212」と比べより多くの端末を接続できます。


OFDMA方式により多数端末接続時も快適に

 

Wi-Fi 6 へのスムーズな移行が可能

運用管理と保守作業を容易にする仮想コントローラーを内蔵

『WLX222』は、「WLX212」や「WLX413」と同様に、オンプレミス型の管理「クラスター管理機能」に対応しています。同じレイヤー2のネットワークに接続されている複数台の無線LANアクセスポイントを本体内蔵の「仮想コントローラー」により簡単に一元管理することができます。

新たに無線LANアクセスポイントを追加、交換したい場合は、追加する機器を同じレイヤー2のネットワークに接続するだけで、他のAPと共通の設定が「仮想コントローラー」から自動的に同期され、簡単に無線エリアの拡張や機器交換が行えます。また、無線チャンネルやSSIDなどAP個別に設定したいケースでも、事前に「仮想コントローラー」に設定を入れておくと、AP追加時に自動的に設定が同期されます。この機能により、設定作業と設置作業を別々のタイミングで実施でき、柔軟なネットワーク運用を実現できます。

さらに、「クラスター管理機能」に対応している「WLX212」と「WLX413」は混在して一括管理できるため、Wi-Fi 5からWi-Fi 6への段階的移行作業や、設置環境に合わせた柔軟な無線LAN環境の構築が簡単に実現できます。

※「WLX402」や「WLX313」などの従来機種に搭載されている「無線LANコントローラー機能」との互換性はありません。「クラスター管理機能」で管理可能な機種は『WLX222』と「WLX413」と「WLX212」です。詳しくは技術資料ページをご確認ください。


運用管理と保守作業を容易にする仮想コントローラーを内蔵

 

PoE(IEEE802.3af準拠)

『WLX222』は、PoE(IEEE802.3af準拠)で動作します。Wi-Fi 5対応のアクセスポイントで主流だったIEEE802.3af対応のPoEスイッチをそのままお使いいただけるため、Wi-Fi 5からの移行作業も、本製品に置き換えるだけでスムーズに移行できます。
 

WLX212と共通のマウントパネル

『WLX222』は、天井や壁かけ設置のためのマウントパネルを同梱しています。このマウントパネルは「WLX212」と共通部品であるため「WLX212」から置き換える場合は既設のマウントパネルを交換する必要なくそのままご使用いただけます。

WLX212と共通のマウントパネル

マウントパネル


「シンプルな無線LAN管理」を継承

『WLX222』は、WLXシリーズで培ってきた多くの好評な機能を継承し、「シンプルな無線LAN管理」を実現します。
 

トラブルを未然に防ぐ「Radio Optimization機能」を搭載

『WLX222』は、無線環境を学習し最適化することでトラブルを未然に防ぐ「Radio Optimization機能(以下、RO機能)」(特許出願済み)を搭載しています。

RO機能は、無線LANアクセスポイント本体が周辺の無線環境をモニタリングしながら、ネットワーク管理者が想定する無線LANの利用イメージに近づくように、設定を無線環境に合わせて動的に変更し最適化する機能です。設定の最適化においては、当社がこれまでのお客様サポート業務で蓄積したトラブルシュートノウハウを判断基準の一部として利用しています。

近年、業務における無線LAN環境の拡大とともに、「通信が途切れる」や「通信が遅い」などのトラブルも増加しています。従来、このようなトラブルを解消するためには、高度な専門知識を持つネットワークエンジニアが必要とされ、対応にも多くの時間を費やしていました。RO機能を使用すれば、トラブルを未然に防ぎながら、高品質な無線LAN環境を構築・保持することが可能です。また、トラブル解消時に高度な専門知識を必要としないため、無線LANの運用管理にかかる人的・時間的コストの削減にもつながります。

詳細な仕様については技術資料ページをご参考ください。


トラブルを未然に防ぐ「Radio Optimization機能」を搭載

 


YNO(Yamaha Network Organizer)で統合管理を実現

『WLX222』は、クラウド型管理サービス「YNO」に対応し、ネットワーク上にある『WLX222』と「WLX413」と「WLX212」の設定や監視、ファームウェアアップグレード、接続端末の監視など、遠隔からの一括管理を実現しています。最大1年間無料で使える「YNO」のライセンスが付属しているので、誰もが「YNO」を利用可能です*。
※YNOライセンスを購入すると、2年目以降も「YNO」を継続して利用できます。また、初年度より複数年度のライセンス購入も可能です。「YNO」で管理する無線LANアクセスポイントは、1台につき1ライセンスが必要です。


YNO(Yamaha Network Organizer)で統合管理を実現

 


障害解析に役立つ無線LANの「見える化」機能を搭載

『WLX222』は、クラウドとオンプレミスの両方で「無線LAN見える化ツール」が利用可能です。
「見える化」機能では周辺の無線LANアクセスポイントの無線状態や接続端末の情報などをグラフィカルに表示します。また、検出した値をヤマハが独自に策定した基準で評価し、その結果を分かりやすく色別に表示します。これにより、常に変化する無線LANの状態を視覚的に把握することができます。
さらに「見える化」機能には、検出した値が一定値を越えるとその時の無線LANの状態を自動保存するスナップショット機能があるため、”通信が遅い”、”つながらない”といった障害発生時の状態を後日確認することができ、これまで難しかった無線LANのトラブルシューティングにも役立ちます。

「無線LAN見える化ツール」画面

「無線LAN見える化ツール」画面


 

内蔵RAIDUSサーバーを搭載

『WLX222』は、RADIUSサーバーを搭載し、最大1000件の端末をWPA/WPA2/WPA3エンタープライズ認証*が可能です。加えて認証局も搭載し、EAP-TLS認証で使用する証明書を発行することで、本機単体で高度なセキュリティーシステムを構成します。また無線端末の認証だけでなく、ヤマハの各種スイッチのポート認証にも対応しています。

※EAP-PEAP(MSCHAPv2)、EAP-TLS、MACアドレス/接続SSID制限対応
※YNOを使用している場合、EAP-TLSはご利用になれません。
※外部RADIUSサーバーにも対応し、IEEE 802.1Xで定義される各種のEAP認証方式が利用可能です。詳しくは技術資料ページをご確認ください。

さまざまな設置環境に対応

『WLX222』は動作環境50℃に対応しており、50℃高温動作時も通信速度等の性能が低下しません。学校や店舗、工場などの高温になりやすい場所でもフル性能でお使いいただけます。また、付属のマウントパネルは、壁や天井への設置だけでなく、スタンド(同梱)を取付ければ卓上にも置くことができます。内蔵アンテナの指向性あり/なしを選択することで、電波を飛ばす方向を切り替え可能です。さらに、白と黒の2種類の本体カラーを用意し、さまざまな環境で設置することができます。
設置方法について詳しくはホワイトペーパーをご確認ください。


さまざまな設置環境に対応

 


LAN、WANのギガ越えの第一歩をALLヤマハで実現

ヤマハは、初めてのWi-Fi 6の導入に最適な『WLX222』以外にも、これらの通信をボトルネックなく上位に転送するPoEスイッチ「SWX2221P-10NT」やPoEインジェクター「YPS-PoE-AT」、LAN側とWAN側両方のギガ越えを実現する10ギガアクセスVPNルーター「RTX1300」など、LAN、WANのギガ越えの第一歩に最適なラインアップが揃っています。またこれらの製品を組み合わせることで、「LANマップ機能」を用いたネットワーク機器の統合管理や、『WLX222』の内蔵RADIUSサーバーとの連携、「LLDP自動設定機能」を用いた設定・管理の省力化などを実現でき、運用管理の省力化を実現します。
10ギガアクセスVPNルーター「RTX1300」は、ヤマハルーターとして初めて10ギガビット対応ポートを2個搭載し、LAN側およびWAN側両方の高速化を実現します。また、「LANマップ」機能を搭載し、LAN内のネットワーク構成を分かりやすく表示することで、ネットワーク管理者の管理、運用の負担を軽減します。スマートL2 PoEスイッチ「SWX2221P-10NT」は、2.5ギガビットに対応したPoEポートを8個搭載しているため、最大8台の『WLX222』をフル性能でお使いいただけます。さらに、アップリンクポートとして10ギガビット対応のポートを利用することで、複数の2.5ギガビット通信をボトルネックなく上位のネットワーク機器へ転送します。また、IEEE802.1X認証に対応した「SWX2221P-10NT」は、強固なネットワークセキュリティーを実現するだけでなく、「LLDP自動設定機能」を使用することで、RADIUSサーバーと認証局を内蔵している『WLX222』と接続するだけでRADIUSサーバー情報を自動的に登録することができ、複雑なセキュリティー設定を簡単に行えます。IEEE 802.3at/afに準拠したPoEインジェクター「YPS-PoE-AT」は、2.5ギガビットに対応し、『WLX222』をフル性能でお使いいただけます。そのため、『WLX222』を1台だけ導入するシーンに最適です。

 

<ソリューション>小規模ネットワークの高速化


『WLX222』の導入に最適なスマートL2 PoEスイッチ「SWX2221P-10NT」とPoEインジェクター「YPS-PoE-AT」

 


外観図





仕様

 

インターフェース

LAN ポート 1ポート(100BASE-TX/1000BASE-T/2.5GBASE-T, ストレート/クロス自動判別)
コンソールポート(設定用) 1ポート(RJ-45) (※2)
USBポート -


メモリ

Flash ROM 4GB eMMC+16MB(ファームウェア:1組, コンフィグ:1組)
RAM 512MB


無線

アンテナ 2.4GHz/5GHz共用, 指向性アンテナ2本 2.4GHz/5GHz共用, 無指向性アンテナ2本 合計4本を本体に内蔵 (※無指向性アンテナと指向性アンテナを切り替え可能)
MIMO方式 5GHz:MIMO(2x2, 2ストリーム), 2.4GHz:MIMO(2x2,2ストリーム)
2.4GHz帯 無線LAN規格 IEEE 802.11b/g/n/ax(最大伝送速度574Mbps)
5GHz帯 無線LAN規格 IEEE 802.11a/n/ac/ax(最大伝送速度1,201Mbps)
6GHz帯 無線LAN規格 -
同時利用可能周波数帯 2.4GHz/5GHz
5GHz 対応周波数帯 W52/W53/W56
アクセス方式 インフラストラクチャーモード, WDSリピーターモード
接続端末数 5GHz 帯:最大70台, 2.4GHz 帯:最大70台, 合計140台


セキュリティー

認証方式 オープン, Enhanced Open, PSK, WPA/WPA2/WPA3 パーソナル, WPA/WPA2/WPA3 エンタープライズ
暗号化方式 CCMP(AES), TKIP, WEP(64bit/128bit), 192-bitセキュリティモード(※3)
マルチ SSID 5GHz 帯:最大8個, 2.4GHz 帯:最大8個, 合計16個
セキュリティー機能 AP間プライバシーセパレーター, Any 接続拒否, MACアドレスフィルタリング(1VAPあたり最大256件), パスワード設定, 接続台数制限, 送信出力調整機能, ステルス SSID, MAC認証機能, WPS


LAN

タグ VLAN(IEEE 802.1Q)
LAN機能 -


管理/設定

管理プロトコル SNMP(v1/v2c/v3)
ファームウェアの更新 TFTPからのリビジョンアップ, Web GUI からのHTTPまたはローカルファイル 指定によるリビジョンアップ/リビジョンダウン
内蔵RADIUS サーバー 最大1,000件、EAP-PEAP(MSCHAPv2), EAP-TLS、 MACアドレス/接続SSID制限対応
外部RADIUSサーバー対応 (IEEE 802.1X EAP認証) EAP-TLS, EAP-TTLS/MSCHAPv2, PEAPv0/EAP-MSCHAPv2, PEAPv1/EAP-GTC, EAP-SIM, EAP-AKA, EAP-AKA Prime, EAP-FAST
クライアント証明書発行 ○(※オンプレミス動作時のみ)
ロギング機能 メモリーに蓄積(50,000件), SYSLOG での出力
設定手段 コンソール, TELNET, Web 設定画面, Web設定画面(HTTP)/TFTP によるダウンロード/アップロード, ヤマハルーターの Web GUI/ コマンドによるバックアップ, YNO
GUIの推奨ブラウザー ・Windows: Microsoft Edge, Google Chrome, Mozilla Firefox ・macOS: Safari ・iPadOS: Safari (※4)
機能 QoS (WMM[Wi-Fi Multimedia]), DHCP クライアント, DHCP サーバー, メール通知機能, NTP クライアント
L2MSエージェント (※1) L2MSエージェント (※5) のWeb GUI/コマンドによる設定/状態表示/管理, ネットワーク構成表示, コンフィグの保存/復元, ゼロコンフィグ機能
拡張機能 Radio Optimization機能, 無線の見える化ツール, クラウド型管理サービス(YNO)対応(最大1年の無償ライセンス付き), クラスター管理機能(管理可能台数は最大128台、スタンドアローンモード対応)(※6), 範囲指定型自動チャンネル選択機能, 自動チャンネル変更機能, 電波出力自動調整機能, LAN-無線 連動機能, 無線通信平滑機能(エアタイム イコライザー), バンドステアリング機能, 災害時モード切替機能,キャプティブポータル機能, VAPグルーピング機能


ハードウェア

状態表示インジケーター 天面:4(POWER,LAN,YNO, WLAN) ※消灯機能付き
動作環境条件 周囲温度 0~50℃ ,周囲湿度 15~80%(結露しないこと)
最大消費電力 10.8W
最大消費電流 電源アダプター:AC100V(50/60Hz)0.8A (※7),PoE (IEEE 802.3af 準拠):DC36~57V 0.2A
発熱量 38.9kJ/h
筐体 上面:プラスチック、底面:アルミダイキャスト、ファンレス
電波障害規格、環境負荷物質管理 VCCIクラスA、RoHS対応
外形寸法 190(W) x 51.7(H) x 190(D)mm(突起部含まず) ※壁掛け, 天井設置, 卓上スタンド設置, VESA規格スタンド取付けが可能
質量 本体880g(付属品含まず),マウントパネル110g,スタンド15g,電源アダプター(別売)170g
付属品 はじめにお読みください(保証書含),マウントパネル,スタンド(ネジ1本含む)
オプション 電源アダプター(YPS-12HT), PoEインジェクター(YPS-PoE-AT), RJ-45 コンソールケーブル(YRC-RJ45C)
デフォルトIPアドレス DHCP自動取得 ※取得失敗時は192.168.100.240/24
仕様対象ファームウェア Rev.24.00.04(※8)

(※1)L2MS(Layer2 Management Service)は、ヤマハネットワーク機器をレイヤー2レベルで管理する機能です。

(※2)別売りの RJ-45 コンソールケーブル「YRC-RJ45C」をご使用ください。

(※3)WPA3エンタープライズ使用時のオプションとなります。

(※4)ブラウザーのバージョンは、最新バージョンにしてご利用いただくことを推奨します。また、最新のWebブラウザー対応状況は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。

(※5)L2MSマネージャーに対応しているルーター/ファイアウォール/スイッチが別途必要です。L2MSマネージャー対応機種は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。

(※6)クラスター管理機能は、同じL2ネットワークに接続されている複数台の無線LANアクセスポイントを一元管理するためのシステムです。詳細は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。

(※7)必ず別売りの電源アダプター「YPS-12HT」をご使用ください。

(※8)最新プログラムは、技術情報(RTpro)サイト上に公開しております。



 
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